カブリーニ病院はイタリアから派遣された数名の宣教修道女が1948年に来豪して、当時メルボルンのモルバンの現在地に所在の聖ベネディクト病院を引き継 いだことに端を発します。その後、地域に貢献する私立病院として順調に拡充を続けた 結果、1999年の創立50周年時点では豪州で最大の私立病院 のひとつへと発展していました。カブリーニ病院は所謂、利益追求団体ではなく、利益は病院の一層の発展のために再投資されているほか宣教活動の一環として 援助を必要とする人々へ手を差し伸べています。アフリカ大陸のスワジーランドで孤児院をカブリーニ病院が専門家を派遣し運営しているのはその一例です。モ ルバンの本院施設の他に、2002年にはメルボルン郊外ブライトンのブライトン病院が加わり、また養老院や末期患者看護に特化した病院なども合わせると 2000名の多様な医療資格所持者が従事しています。日本人のカブリーニ病院での出産数も年を追って増加しています。