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此の度は亜恵健診の健康診断を起用いただき有難うございました。

さて、先行きの不透明なこの世のなかでは、私たちの頼りは、先ず「健康」です。
ベストセラー書「他力」は、人生は「我が、はからいにあらず」と喝破しています。いつ、何処へ、誰に、男として或いは女として生まれてくるか、から始まり人生の多くの要素が、自らのはからいではない、ことに今更ながら気付かされます。

私たちは生を受けた其の瞬間から、「死」という不治の病に向かい歩み続けます。出だしからして思うようにならない、そのうえ厳粛な終りの事実も控えているのです。どのような医療もこの事実を変えることはできません。

そして、どのような名医であっても例外なく、何時かは亡くなる運命にあるのです。

となれば、生のある間どのようにしてQOL(健康生活の質)を改善し維持して生き切るかが課題になります。これからさらに高齢化社会が進行するなかで、私たち一人一人にとり重要な課題であると云えましょう。

風邪を引かなければ「健康」という考えではなく、もっと積極的に「自分がしたいことができ、行きたいところへ行け、会いたい人に会いにも行けることを可能にする心身の状態」である、ととらえてみてはどうでしょうか。また近年注目されている言葉に 「未病」 があります。身体が何らかの変調を訴えている状況を感じることは誰にでもあることです。未病に日常生活できめ細かく対応することが大切です。

私ども亜恵健診は、健康診断を通してあなたの健康管理をお手伝いし、人生のなかに良質の時をより多く確保して頂きたい、と願うものです。このためには、将来の退職後もご夫婦で居住地の自治体などの年次健診を継続して受け、健康管理を心掛けて欲しいのです。

亜恵健診の健診レポートは、担当医師とカブリーニ病院各検査科のレポートを、亜恵健診が取り纏め、浮かび上った懸案に関連する参考医療資料を添付し、あなたの状況を念頭に作成されています。
熟読のうえ、生活習慣の見直しに活かしてくださるよう念じております。

ご健勝をお祈りします。

 

* 「未病、古来中国から伝わる予防医学の原点です。 「未病」という言葉、今から約2千年前の中国の医学書『黄帝内経』に初めて見られます。 この中では、病気になってからではなく、病気になる前の治療こそが重要だと書かれています。 この考え方現代医療でも取り入れられ、未病は「予防医学の原点」となっています。 養命酒社 ウエブサイトから 

 

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